トリミングとは「毛をカットして整えること」を言います。ブラッシングなどのお手入れの他、定期的にトリミングを行わなければいけない犬種もいます。
今回は、
- トリミングとは
- トリミングが必要な理由
- トリミングが必要な犬種
- トリミングサロンについて
- 自宅でトリミングを行う場合の手順
など、犬のトリミングついてまるっと解説します!
トリミングとは「毛をカットして整えること」
通常、トリミングはトリミングサロンでトリマーに行ってもらいます。
トリミングすると犬の身体の状態を確認できますので、健康状態のチェックにも役立ちます。
グルーミングは「全身をお手入れして清潔にすること」、トリミングは「毛をカットして整えること」を言います。トリミングはグルーミングに含まれる、ということですね。
犬にトリミングが必要な2つの理由
オシャレのためにトリミングする人もいるけど、トリミングにはもっと重要な目的があるのよ
犬にトリミングが必要な理由1:体を衛生的に保つため
汚れたままでいると、雑菌が繁殖しやすくなったり、臭いのもとにもなります。そのため、定期的なトリミングが必要です。
肌が痒くなりやすい子もトリミングが必要だよ
犬にトリミングが必要な理由2:怪我を防ぐため
毛が伸びっぱなしだと、特に室内では滑ってしまい、転倒してしまうリスクが高くなります。そのため、足の周りの毛をカットする必要があります。
トリミングが必要な犬種は主に「シングルコート」の犬種
犬には「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類の毛の生え方があります。
「ダブルコート」:毛が二層になっており、年に2回(春・秋)生え変わる
トリミングは主に「シングルコート」の犬種に必要です。
「シングルコート」の犬種は例えば、
- プードル
- シーズー
- ヨークシャー・テリア
- マルチーズ
などが挙げられます。
ダブルコートの犬種の場合、トリミングサロンは必須ではありませんが、自宅でブラッシングなどのお手入れはしてあげるようにしましょう。
ミックス犬の場合は、トリマーに相談しましょう。
犬のトリミングサロンはこんなところ!
トリミングサロンでやってもらえること
- ブラッシング
- シャンプー
- ドライヤー
- カット
- 耳そうじ
- 爪切り
- 肛門腺搾り
- 歯磨き
など
内容はトリミングサロンによって異なりますので、事前にサロンに確認してくださいね。
トリミングの料金目安
料金はトリミングサロンによって異なりますが、目安は下記のとおりです。
・中型犬:5,000円~
・大型犬:10,000円~
犬種によっても料金は変わるわよ!
柴犬は大体5,000円くらいからかなぁ
自宅でトリミングする場合の手順
基本的にはトリミングはトリミングサロンで行うことをおすすめしますが、おとなしい子の場合は自宅でトリミングが可能な場合もあります。
自宅でトリミングを行う場合は、下記の方法で行いましょう。
・犬用ブラシ
・犬用シャンプー
・タオル
・ドライヤー
・犬用バリカン
・犬用カットハサミ
・犬用梳きバサミ
ブラッシング→シャンプー→タオルドライ・ドライヤー→毛をカット(足→お尻→顔→胴体)
ブラッシング
事前にブラッシングすることで、汚れが落ちやすくなります。
シャンプー
シャンプーをして汚れを取り除きます。
タオルドライ・ドライヤー
よくタオルドライした後に、ドライヤーで乾かします。人間用のドライヤーを怖がる場合は、犬用ドライヤーの購入をご検討ください。
正確には次からがトリミングの手順です。
足裏の毛をカット
バリカンで足の裏の毛をカットします。
肉球が見えるくらいにカットしてね!
お尻の毛をカット
バリカンで肛門の周りの毛をカットします。デリケートな部分なので、肛門が傷つかないよう細心の注意を払い、周りの毛をカットしましょう。
カットが難しそうならトリマーさんにお願いしたほうがいいわよ
顔の毛をカット
ハサミで顔の周りの毛を慎重にカットします。
胴体の毛をカット
バリカンで胴体の毛をカットし、ハサミで整えます。梳きバサミで気になるところのみカットしてもOKです。
毛の流れに沿ってカットしてね!
トリミングの後のご褒美も忘れないでよね!
犬のトリミングFAQ
トリミングの頻度はどれくらい?
毛が伸び続ける犬種の場合、月1回くらいの頻度でトリミングを行う必要があります。
老犬の場合、身体に負担がかかるので、トリミングの回数も少なくしたほうが良いかもしれません。
頻度はトリマーさんに相談してみよう!
トリミングはいつからしてOK?
ワクチン接種直後は負担がかかるので、2週間くらい期間をあける必要があります。
自宅でのブラッシングはワクチン接種前もしてOKよ!
まとめ:定期的にトリミングサロンへ連れて行こう!
トリミングとは、毛をカットして整えることです。
下記の理由から、犬種によっては定期的なトリミングが必要です。
- 体を衛生的に保つため
- 怪我を防ぐため
トリミングが必要な犬種は主に「シングルコート」の犬種です。「シングルコート」は毛が抜けにくく、伸び続けるという特徴があります。
上記では自宅でトリミングする方法も紹介していますが、怖がりな子や暴れてしまう子の場合は自宅でのトリミングは危険ですので、絶対に辞めましょう。
基本的にはトリミングサロンに連れていくことをおすすめします。
トリマーにトリミングしてもらうことで、綺麗にしてもらえるだけでなく、健康状態のチェックにも繋がります。
定期的なトリミングは必要の無い犬種の場合も、時々お手入れのためにトリミングサロンを活用してみてはいかがでしょうか。