健康に気を使っている方は、普段の食事に雑穀米を取り入れている方も多いのではないでしょうか。
雑穀米には様々な栄養素が含まれており、体に良い食べ物として知られています。
では、この雑穀米は犬に与えても大丈夫なのでしょうか?
結論からお伝えすると、雑穀米は犬に与えても大丈夫な食べ物の一つです。
今回は、犬に雑穀米を与えた場合の効果や注意点などについて解説いたします。
雑穀米っていい香りするよね~
お腹が空いてくる匂いよね
雑穀米は犬の食事として与えても大丈夫!
冒頭でもお伝えしたとおり、雑穀米は犬に与えても大丈夫です。
雑穀米には、犬が食べて中毒症状を起こすような成分は含まれていないからです。
人用の雑穀米を与えても大丈夫ですが、最近は犬用の雑穀も販売されているので、そちらを利用したほうがより安心して与えることができます。
犬に雑穀米を与えた場合の効果
雑穀米にはさまざまな栄養素が含まれており、犬に与えた場合にも健康に役立つ効果が期待できます。
ここでは、犬に雑穀米を与えた場合の効果の一部をご紹介いたします。
犬に雑穀米を与えた場合の効果1:がん予防、老化防止、動脈硬化の予防
黒米にはアントシアニンが含まれており、抗酸化作用があると言われています。
そのため、がん予防、老化防止、動脈硬化の予防などが期待できます。
犬に雑穀米を与えた場合の効果2:腸内環境改善
大麦には食物繊維が多く含まれており、腸内環境改善の効果が期待できます。
便秘気味の犬に与えるのも良さそうだね!
犬に雑穀米を与えた場合の効果3:皮膚や被毛の健康を保つ効果
黒豆には大豆イソフラボンやポリフェノールが含まれており、皮膚や被毛の健康を保つ効果が期待できます。
犬に雑穀米を与える際の注意点
健康に良い雑穀米であっても、犬に与える際には注意点もありますので、確認しておきましょう。
犬に雑穀米を与える際の注意点1:与えすぎない
雑穀米は栄養価が高い食べ物ですが、与えすぎると下痢や消化不良を起こす恐れがあります。
特にお腹の弱い子の場合は注意が必要だよ!
おやつとして与える場合は、1日の食事量の10%程度を目安にしましょう。
なお、カロリーは白米とあまり変わりません。
人間の場合は雑穀米をよく噛むからダイエットに良いらしいわよ
犬はあまり噛まないからダイエットにはあまりならないかもねぇ
犬に雑穀米を与える際の注意点2:アレルギー
雑穀米に限ったことではありませんが、アレルギーにも注意しましょう。初めは少量から与えて様子を見るようにしてください。
アレルギー検査を受けることもできるよ!
犬に雑穀米を与える際の注意点3:柔らかい状態で与える
硬い雑穀が含まれている場合は白米よりも消化しづらいため、水を多めにして炊き、柔らかい状態で与えるようにしましょう。
お粥にするのもおすすめよ!
犬に雑穀米を与える際の注意点4:お腹の弱い犬には与えない
前述の通り、雑穀は白米と比較すると消化しづらいため、お腹の弱い犬にはあまり与えないほうが良いでしょう。
また、子犬やシニア犬にもあまりおすすめできません。
とはいえ、雑穀米から摂取できる栄養素は魅力的なので、どうしても与えたい場合は、少量を柔らかくして与えるようにしましょう。
細かく砕くのもおすすめだよ!
犬に雑穀米を与える場合の与え方
犬に雑穀米を与える場合は、柔らかく炊いた雑穀米を少量与えるようにしましょう。
また、前述のように、与えすぎないように注意しましょう。
砕いてから(すりつぶしてから)与えたほうがより消化しやすくなります。
雑穀を使ったドッグフードもあるよ!
まとめ:雑穀米は犬に与えてもOK!様々な栄養素が摂取でき、健康維持に役立つ可能性有!
雑穀米は犬にも与えることができます。雑穀米には様々な栄養素が含まれているため、犬の健康維持にも役立つ可能性があります。
ただし、犬に雑穀米を与える際には下記の点に注意するようにしましょう。
犬に雑穀米を与える場合は、柔らかく炊いた雑穀米を少量与えるようにしましょう。特に、犬は人間と違って丸呑みする傾向があるので、硬い雑穀米を与えないように注意してください。
雑穀米は香りも良いので、食欲増進にもつながります。愛犬が雑穀米の香りを好む場合は、時々おやつとして取り入れてみても良いかもしれません!
犬用の雑穀や雑穀米も販売されていますので、そちらでしたら人用の雑穀米よりも安心して与えることができますので、おすすめです。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。