年々暑くなる日本の夏。最近は秋まで暑いですよね。
熱中症や夏バテになってしまう人も多いですが、それは犬も例外ではありません。
最近暑いよね~
犬にも暑さ対策は必須よね
暑い日には日中の散歩を控える、家を留守にする時にはエアコンはつけっぱなしにする等の暑さ対策をするのはもちろんのこと、水分補給も十分に行う必要があります。
犬に与える飲み物は基本的には水のみでOKですが、熱中症や食欲不振の応急処置として適量のポカリスエット(スポーツドリンク)を与えても問題ありません。
今回は、犬にポカリスエット(スポーツドリンク)を与える際の注意点や与え方、手作り犬用スポーツドリンクのレシピなどについて解説いたします。
熱中症や食欲不振の応急処置として、ポカリスエット(スポーツドリンク)を与えてもOK
冒頭でもお伝えしたとおり、熱中症や食欲不振の応急処置としてポカリスエット(スポーツドリンク)を与えても構いません。
ただし、水分補給はあくまで応急処置に過ぎません。熱中症になってしまうと命に関わるので、すぐに病院に連れて行ってあげてください。
応急処置として少量与える程度であれば、人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与えても健康に被害が出ることは滅多にありませんが、犬用のポカリスエット(スポーツドリンク)も販売されているので、そちらのほうがより安全に与えることができます。
飲料タイプの他、ゼリータイプもあります。
防災グッズとして備えておくのもおすすめよ!
ペットのための防災対策も大事だよね
人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与える際の注意点
上記のとおり、一時的に少量与える分には、人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与えても基本的には問題ありません。ただし、人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を与える際には下記のような注意点があるため、やはり犬用のポカリスエット(スポーツドリンク)を与えるほうが良いことは間違いありません。
人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与える際の注意点1:塩分の摂り過ぎ
ポカリスエット(スポーツドリンク)には、塩分が含まれているので、あまり飲みすぎると塩分の摂りすぎになってしまう恐れがあります。
塩分を摂りすぎると、塩中毒、心疾患、心不全のリスクも高まります。
少量であれば塩分過多になることはあまり考えられませんが、与えすぎないように注意しましょう。
人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与える際の注意点2:糖分の摂り過ぎ
ポカリスエット(スポーツドリンク)には糖分も含まれているので、長期的に与え続けると、肥満・糖尿病・虫歯などになってしまう恐れがあります。
ポカリスエット(スポーツドリンク)に限らず、人用の飲み物は基本的にあまり犬に与えるべきではありません。
人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与える際の注意点3:与えすぎると下痢・軟便の恐れも
ポカリスエット(スポーツドリンク)を与えすぎると、下痢や軟便を引き起こす恐れもあります。
ペット用のスポーツドリンクであっても、適量を確認してから与えるようにしましょう。
人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を犬に与える際の注意点4:腎不全の犬には与えない
腎不全の犬にポカリスエット(スポーツドリンク)を与えると、塩分や糖分が含まれているために症状を悪化させてしまう恐れがありますので、与えないようにしましょう。
腎不全以外でも何かの病気を患っている犬にポカリスエット(スポーツドリンク)を与える際には、病気を悪化させてしまう恐れがあるため、事前に獣医師に相談するようにしてください。
与えすぎないことと腎不全の犬には与えないことが大事なんだね!
犬に人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を与える方法
どうしても犬に人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を与える必要がある場合は、上記注意点でお伝えしたように塩分や糖分の摂りすぎや下痢・軟便を引き起こす恐れもあるため、薄めてから与えるようにしましょう。
また、冷たすぎるとお腹をこわす恐れがあるため、常温にしてから与えましょう。
人用ポカリスエット(スポーツドリンク)は3~4倍に薄めよう!
簡単♪手作り犬用スポーツドリンクのレシピ
犬用スポーツドリンクは手作りすることができます。
【材料】
- 水道水 500ml
- 塩 小さじ1/2
- 蜂蜜 小さじ1
【作り方】
水道水に塩・蜂蜜を加えて溶かしてください。
手作りだからといってたくさん与えてはダメよ!
まとめ:犬にポカリスエット(スポーツドリンク)は薄めて与えてもOK!犬用のスポーツドリンクがおすすめ
ポカリスエット(スポーツドリンク)は犬に与えてもOKですが、人用の場合は塩分や糖分の摂りすぎになってしまう恐れや、下痢や軟便を引き起こしてしまう恐れもあるため、犬用のポカリスエット(スポーツドリンク)を与えるほうがおすすめです。
人用のポカリスエット(スポーツドリンク)を与える場合は、薄めてから常温で与えるようにしましょう。冷えすぎたポカリスエット(スポーツドリンク)は与えないでください。
水と塩と蜂蜜があれば、犬用のスポーツドリンクをご家庭で簡単に作ることもできますので、手作りスポーツドリンクを与えるのもおすすめです。
ポカリスエット(スポーツドリンク)はあくまで補助的な飲み物ですが、暑い時期やあまり水を飲まない時に試してみてはいかがでしょうか。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。