和食に欠かさせない香辛料と言えばわさびですが、このわさびは犬には絶対に与えないでください。
犬の身体に大きな負担をかけてしまい、嘔吐、下痢などを引き起こす恐れもあるためです。
わさびを犬のしつけに使う方法もありますが、これも危険なのでやめてください。
わさび以外で安全にしつける方法はあるので、時間はかかりますが、安全な方法で根気強くしつけましょう。
今回は、
- 犬にわさびを与えてはいけない理由
- わさび以外で犬の噛み癖をしつける方法
- わさび以外で犬に与えてはいけない刺激物
などについて解説します。
犬にわさびは絶対に与えてはダメ
わさびは刺激物なので、犬には絶対に与えないでください。
犬にわさびを与えると、犬の消化器に大きな負担をかけてしまい、胃炎、嘔吐、下痢などの原因になるためです。
犬が自分からわさびを食べるということはあまりありませんが、わさびのパックなどを誤飲させないように注意しましょう。
保管する場所に注意してね!
お刺身とかお寿司を食べちゃう場合もあるから注意が必要よ!
犬のしつけでわさびを使うのもNG!
昔ながらの犬のしつけとして、犬に噛まれたくない場所にわさびを塗っておく、という方法があります。ですが、この方法は危険なのでやめてください。
確かにわさびを舐めてしまうと犬はびっくりするので、噛み癖を矯正する方法としては有効です。
ただ、前述のとおり、わさびは犬が食べてしまうと大変危険な食べ物の一つです。
分量を間違えてしまったり、愛犬があまり体調の良くない時にわさびを舐めてしまうと、重篤な症状を引き起こす恐れもあります。
重篤な症状を引き起こさなくても、下痢や嘔吐をしてしまう可能性も十分に考えられます。
噛み癖は、わさび以外の方法でも十分にしつけ可能ですので、簡単だからといってわさびを使うのは避けたほうが良いでしょう。
また、噛み癖以外にも、食糞のしつけとしてわさびを利用することもあります。これもやめてください。食糞はストレスなど様々な原因が考えられるため、しつけよりも先に獣医師やドッグトレーナーに相談しましょう。
わさび以外で犬の噛み癖をしつける方法
わざわざ危険なわさびでしつけを行わなくても、根気はいりますが、安全な方法でしつけることが可能です。
わさび以外で犬の噛み癖をしつける方法1:ビターアップルのスプレー
犬の噛み癖をしつけるためのアイテムとしてビターアップルのスプレーがあります。
犬が噛んでしまう場所にスプレーを吹きかけておくと、苦味を嫌がって噛みづらくなります。
天然の苦味を利用して作られているスプレーなので、わさびよりも安心して使用することができます。
ただ、わさびよりもしつけに根気は必要だよ!
あたしたちは元々噛む生き物なの。だから人間が根気強く頑張って教えないとダメなのよ!
わさび以外で犬の噛み癖をしつける方法2:びっくりさせる
犬が噛んではいけないものを噛もうとしたときは、大きな声で「ダメ!」などと叱ったり、大きな音を立ててびっくりさせましょう。
噛むと嫌なことが起こるとわかると、徐々に噛まなくなっていきます。
犬は賢い生き物ですので、根気強く教えれば必ず伝わります。間違っても犬に手を上げたり、間違ったしつけをしないようにしましょう。
わさび以外で犬の噛み癖をしつける方法3:たくさん遊ばせる
噛んでも良いおもちゃを用意して、たくさん遊ばせましょう。また、散歩にも連れ出して疲れさせることも必要です。そうすると、いたずらすることも減ります。
いたずらをするときは犬にストレスが溜まっている場合もあるので、十分にスキンシップをとって犬のストレスを発散させてあげましょう。
デンタルボーンを使うと歯の健康にも役立つよ!
噛むと音が出るおもちゃも魅力的ね!
わさび以外で犬に与えてはいけない刺激物
わさび以外でも刺激物全般は犬に与えてはいけませんが、特に注意が必要なものは次のとおりです。
- 唐辛子
- からし
- こしょう
- 柚子胡椒
- カレー
あえて与える飼い主さんはいないと思いますが、愛犬が誤ってこれらのものを食べてしまった場合は、愛犬の様子をよく観察し、万が一、嘔吐、下痢など何らかの症状が見られた場合はすぐに動物病院へ連れていきましょう。
「何をどれくらい食べてしまったか」を落ち着いて伝えなきゃダメよ!
まとめ:犬にわさびは与えないで!わさびよりも安全な方法で根気強くしつけよう!
わさびは刺激物なので、犬には絶対に与えないでください。
犬にわさびを与えると、犬の消化器に大きな負担をかけてしまい、胃炎、嘔吐、下痢などの原因になるためです。
犬のしつけにわさびを使う方法もありますが、これも危険なのでやめましょう。もっと安全な方法でしつけることが出来ます。
わさび以外の刺激物も犬に誤飲させないよう十分に注意しましょう。万が一、誤飲してしまい、嘔吐、下痢など何らかの症状が見られた場合はすぐに動物病院へ連れていきましょう。
食べ物もしつけも、正しい知識を持って、愛犬の心身を守ってあげましょう。