スポーツ選手や身体を鍛えている人には馴染み深いプロテインですが、このプロテインは犬に与えることが出来るのでしょうか?
結論からお伝えすると、人間用のプロテインは犬には与えてはいけません。
ただし、犬用のプロテインも販売されていますので、そちらでしたら愛犬にも与えることができます。
今回は、犬に人間用のプロテインを与えてはいけない理由や、誤飲してしまった場合の対処法、犬用プロテインの効果などについて解説いたします。
犬に人間用のプロテインは与えてはダメ!
冒頭でもお伝えしたとおり、犬に人間用のプロテインは与えないでください。
犬に人間用のプロテインを与えても健康被害が出ることはあまりありませんが、長期的に摂取したり、大量に摂取してしまうと、犬の健康を害する恐れがあります。
犬に人間用のプロテインを与えてはいけない具体的な理由は以下のとおりです。
犬に人間用のプロテインを与えてはいけない理由1:お腹を壊す恐れがある
プロテインには「ホエイ」や「カゼイン」という牛乳を材料とする動物性タンパク質が使われていることがあり、乳糖が含まれています。
犬は乳糖を分解することが得意ではないため、乳糖を摂取するとお腹を壊してしまう恐れがあります。
人間でも乳糖不耐症で牛乳を飲めない人もいるよね・・・・
辛いわね・・・・
犬に人間用のプロテインを与えてはいけない理由2:大豆アレルギー
プロテインに使われていることがある「ソイ」は大豆ですが、大豆を摂取したことでアレルギー症状が起こってしまう場合もあるため、注意が必要です。
アレルギー検査を受けることもできるわ!
犬に人間用のプロテインを与えてはいけない理由3:甘味料(スクラロース、アセスルファムK)
人間用のプロテインには甘味料(スクラロース、アセスルファムK 等)が含まれていることがあります。
少量であれば、甘味料を摂取したからといって健康被害が出ることはあまり考えられませんが、長期的に過剰に摂取してしまった場合は、犬の健康に悪影響を及ぼす可能性もあるため、与えないほうが良いでしょう。
万が一、愛犬が人間用プロテインを誤飲してしまった場合の対処法
前述のとおり、犬に人間用プロテインを与えても、長期的に過剰に与えない限りはあまり心配はいりません。
ただし、乳糖やアレルギーによって、下痢や嘔吐、かゆがるなどといった症状が出てしまう恐れもあります。
そのため、人間用プロテインを誤飲してしまった際に、もし何かの症状が出ているのであれば、すぐに動物病院につれていくようにしましょう。
何も症状が出ていない場合も、念の為愛犬の様子を注意深く観察しましょう。
また、ココア入りのプロテインを飲んでしまった場合は、すぐに動物病院に連れて行ってください。ココアは犬にとって危険な食べ物だからです。
応急処置をする場合は、まずは動物病院に電話をして指示を仰いでください。
まずは落ち着いて!
動物病院に相談するときは、「飲んだ量・時間・症状」を伝えるのよ!
犬用プロテインを犬に与えた場合の効果
ここまで、人間用プロテインは犬に与えてはいけないというお話しをしてきましたが、犬用プロテインのサプリメントであれば、もちろん犬に与えることができます。
プロテインの主成分は「タンパク質」ですよね。
プロテインというと筋トレに役立つイメージがありますが、筋力維持の他にも様々な効果が期待できます。
子犬やシニア犬はプロテインでタンパク質を補うといいかもね!
ただし、犬用プロテインであっても、与えすぎると逆効果になってしまうので、適量を守って与えるようにしましょう。
でも、サプリに頼りすぎるのもダメよ!
鶏肉とかでタンパク質を補ってもいいよね
まとめ:犬に人間用プロテインは与えないで!犬用プロテインならOK!
犬に人間用プロテインは与えないでください。
人間用プロテインを与えたからといって、少量であればあまり心配する必要はありませんが、長期的に摂取したり、大量に摂取してしまうと、犬の健康を害する恐れがあります。
犬に人間用プロテインを与えてはいけない具体的な理由は次のとおりです。
人間用プロテインを愛犬が誤飲してしまったことにより、何かの症状が出てしまった場合は、速やかに動物病院につれていくようにしましょう。
また、ココア入りのプロテインを飲んでしまった場合は、症状の有無に関わらず、すぐに動物病院に連れて行ってください。
人間用プロテインは犬に与えることはできませんが、犬用プロテインも販売されているので、プロテインを与えたい場合はそちらを与えましょう。
犬用プロテインを犬に与えた場合の効果は次のとおりです。
子犬やシニア犬、痩せ気味の犬などの場合は、犬用プロテインを試してみても良いかもしれません。ただし、犬用プロテインであっても、与える前に獣医師に相談してから与えるとより安心です。
また犬用プロテインも与えすぎると逆効果になってしまいますので、適量を守って正しく与えるようにしましょう。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。