ビールの匂いを嗅いでしっぽを振る犬や、ビールが入っていたグラスを舐める犬もいるようですが、ビールは犬が飲んでも平気なのでしょうか。
結論から言うと・・・
ボクたちが欲しがってもあげないでね!
今回は、犬にビールを与えてはいけない理由や、誤飲してしまった場合どうすれば良いかをお伝えしたいと思います。
犬も安心して飲めるノンアルコールの犬用ビールや犬の健康に役立つビール酵母についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください!
犬にビールを与えてはいけない理由
犬にビールを与えてはいけない理由は、少量でも命に関わるからです。
ビールの致死量は、「体重1kgあたり約110ml」です。
あたしみたいな小さめの犬は、ペロって舐めただけでも危険だから気をつけて!
人間はアルコールを肝臓で分解できますが、犬にはその機能はありません。犬はアルコールを無害化出来ないため、アルコールを摂取すると急性アルコール中毒になってしまいます。
毒素が回って呼吸困難になり、昏睡状態に陥ってしまい、最悪死に至ります。
これはビールに限らずアルコール全般に言えることですが、たとえ犬がビール等のお酒を欲しがっても、絶対に与えないでください。
ほんの少しでもボクたちにとっては危険だから与えないでね!
犬にビールを与えるつもりはなくても、テーブルに置いてあるビールをあやまって飲んでしまったり、こぼれたビールをなめてしまう等も考えられます。
うちの愛犬も、ビールの匂いが好きなようで、ビールがあると舐めようとします…。意外にビールの匂いが好きな子は多いようですので、注意が必要ですね。
また、酔っ払った人間が犬にビールを飲ませてしまうなんてこともあるようです…。家呑みのときは犬にビールを与えないように周知徹底するとともに、愛犬から目を離さないようにしましょう。
家でお酒を飲む方は、犬が誤飲しないよう十分に注意しましょう。
犬がビールを誤飲してしまった時の対処法
犬がビールを誤飲してしまったら、様子を見ずにすぐに動物病院に連れて行ってください。
この時、「ビールを飲んだ量・ビールを飲んだ時間・症状」を把握し、獣医師に伝えましょう。
また、特別な症状が出ていない場合も、時間が経ってから重篤な症状が現れる場合もありますので、念の為獣医師の診察を受けましょう。
いざという時のために、動物病院をリストアップしておくといいわよ
愛犬と一緒に晩酌♪犬用ビールなら安心して与えられます
最近は犬用ビールがありますので、愛犬と一緒に晩酌をしたい場合は、こういった商品を購入してみてはいかがでしょうか。
犬用ビールは、犬用なのでもちろんノンアルコールで、犬にとって有害な成分は含まれていません。
パッケージも可愛いものが多いので、プレゼントにも良さそうですね♪
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ビールはNGですが、ビール酵母は健康増進に役立ちます!
ビールは犬に絶対に与えてはいけませんが、ビール酵母は与えることができます。
ビール酵母とは、ビールを発酵させる時に利用する酵母が沈んだものをろ過して乾燥させたもののことを指します。ビール酵母は犬に与えることができるものなので、もちろんアルコールは含まれていません。
ビール酵母は栄養価が高く、ビタミンB群やミネラル、アミノ酸、食物繊維が含まれているため、犬の健康維持に役立ちます。
・腸内環境の改善
・下痢や便秘の改善
・肌質や毛艶がよくなる
・食欲増進効果
・ノミがつきにくくなる
・肝臓サポートになる
・ストレス軽減
ビール酵母を与えるためには犬用のサプリメントを利用しても良いですし、ビール酵母が含まれているドッグフードもあります。
このように、ビール酵母にはさまざまな健康に役立つ効果がありますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
犬にビールは絶対に与えてはいけません。犬は肝臓でアルコールを分解することができないため、急性アルコール中毒を起こし、最悪死に至るケースもあるからです。
ほんの少しでも命に関わるので、ビールを与えないようにするのはもちろんのこと、愛犬が誤ってビールを飲んでしまうことが無いよう注意しましょう。
万が一、犬がビールを少しでも飲んでしまったら、すぐに動物病院に連れて行ってください。
ビールは絶対にNGですが、愛犬と一緒に晩酌をしたい場合は犬が安心して飲める犬用ビールもありますので、そちらを活用してみてはいかがでしょうか。
犬用ビールならボクも安心して飲めるよ♪
また、ビールを作る過程で発生するビール酵母は、栄養価が高く、ビタミンB群やミネラル、アミノ酸、食物繊維が含まれているため、犬の健康維持に役立ちます。もちろんアルコール分は含まれていませんので、こちらは積極的に取り入れたいですね!
ビール酵母のサプリメントや、ビール酵母入りのドッグフードもありますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。