犬にこんにゃくはNG!こんにゃく以外のダイエット方法もご紹介

こんにゃく 食事
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こんにゃくは低カロリーなので、よくダイエット目的で犬に食べさせている方もいるようですが、こんにゃくは犬が食べても大丈夫なのでしょうか。

《結論》
こんにゃくは犬が食べてしまっても大丈夫ですが、積極的に食べさせるべきではない食べ物です。
なお、こんにゃくゼリーは犬に与えてはいけません。

今回は、こんにゃくを犬に与えるメリット・デメリットや、こんにゃく以外のダイエット方法についてお伝えしたいと思います。

犬にこんにゃくを与えるメリット

こんにゃくにはグルコマンナンという水溶性の食物繊維が含まれています。グルコマンナンを摂取すると次のような効果があります。

犬にこんにゃくを与えるメリット1:腸内環境改善

グルコマンナンには腸内環境を改善する働きがあります。その上こんにゃくは低カロリーなので、ダイエットに効果的な食材と言われています。

犬にこんにゃくを与えるメリット2:便秘解消

グルコマンナンは胃腸で水分を吸収して膨らみ、便のかさを増す効果があります。便秘がちな犬にこんにゃくを食べさせると、便通が改善する可能性があります。

犬にこんにゃくを与えるメリット3:免疫力アップ

腸内環境が改善されると、免疫力もアップします。病気を寄せ付けない健康な体作りに役立ちます。

犬にこんにゃくを与えるメリット4:高血圧の予防・改善

グルコマンナン等の食物繊維には、摂りすぎた塩分を包んで排出する働きがあります。そのため、高血圧の予防・改善にも役立ちます。

シバ
シバ

こんにゃくには主に腸内環境を改善する効果があるんだね!

メリー
メリー

こんにゃくのほとんどは水分だから、水分補給にも役立つわよ

良いことばかりのこんにゃくですが、犬に与えるデメリットもありますので、次項にてご紹介いたします。

犬にこんにゃくを与えるデメリット

犬がこんにゃくを食べてしまっても中毒を起こしたりはしませんが、食べさせ方や犬の体調等によっては注意が必要な食べ物の一つです。

犬にこんにゃくを与えるデメリット1:喉に詰まる恐れがある

こんにゃくは犬の喉に詰まる恐れがあります。犬は人と違って、食べ物をよく噛んで食べず、丸飲みする傾向があるからです。どうしても犬にこんにゃくをあげたい場合は、かなり細かく切る必要があります。

メリー
メリー

人間もこんにゃくゼリーが喉に詰まる事故が多いらしいわよ

こんにゃくゼリーも犬に与えてはダメ!
こんにゃくゼリーは喉に詰まるリスクに加えて、糖分が含まれているため糖分を過剰に摂取してしまう恐れがあります。また、こんにゃくゼリーにはカリウムも多く含まれているため、カリウムを摂りすぎてしまうことも考えられます。そのため、こんにゃくゼリーは犬に与えないようにしましょう。

犬にこんにゃくを与えるデメリット2:腸に詰まる恐れがある

前述にて、こんにゃくは喉に詰まりやすいとお伝えしましたが、腸に詰まって腸閉塞を起こす恐れもあります。腸閉塞になると開腹手術をする必要があり、処置が遅れると最悪死に至るケースもあります。

犬にこんにゃくを与えるデメリット3:消化不良を起こしやすい

こんにゃくは消化しにくい食べ物です。そのため、消化不良を起こして、下痢や嘔吐を起こしてしまう恐れがあります。

特にお腹の弱い犬こんにゃくを与えるのはやめましょう。

シバ
シバ

「糸こんにゃく」「しらたき」消化に悪いからNGだよ!

犬にこんにゃくを与えるデメリット4:下痢をしやすい

こんにゃくに含まれるグルコマンナンには腸内環境を改善する効果がありますが、一方で摂りすぎると下痢をしてしまう恐れもあります。

犬にこんにゃくを与えるデメリット5:アレルギーを起こすケースも

これは他の食べ物にも言えることですが、アレルギーを起こすケースもあります。こんにゃくは「芋」が主原料なので、芋にアレルギーを持つ犬には与えないようにしましょう。

犬にこんにゃくを与えるデメリット6:ミネラルの吸収を阻害

グルコマンナン等の食物繊維には毒素を排出する働きがありますが、過剰に摂取するとミネラルまで排出されてしまい、ミネラルの吸収を阻害してしまいます。その結果、栄養のバランスを崩してしまう恐れがあります。

このように、こんにゃくは犬に与えるデメリットも多くある食べ物です。

こんにゃく以外の犬におすすめのダイエット方法

こんにゃくをダイエット目的で犬に与えている人もいらっしゃるようですが、上記のようにこんにゃくはデメリットも多くある食材のため、おすすめできません。

ですので、我が家で実践しているこんにゃく以外のダイエット方法をお伝えしたいと思います。

こんにゃく以外の犬におすすめのダイエット方法1:食事の回数を増やす

食事の回数を増やすことで、少量でも満足するようになります。
例えば、一日に3回食事を与えている場合、一日に与える食事の全体量を少し減らした上で、一日に4~5回小分けして与えるようにします。

シバ
シバ

あれ?なんかごはんの量減った??

ただ、うちの愛犬の場合、食に貪欲なので食事の量が少しでも減ると気付いてしまうようです…。効果があるかどうかは、個体差があるかもしれませんね。

こんにゃく以外の犬におすすめのダイエット方法2:食事の水分量を増やす

ドッグフードをふやかすなどして、食事の水分量を増やすのもおすすめです。

メリー
メリー

水分補給にもなるわね

こんにゃく以外の犬におすすめのダイエット方法3:ドッグフードに茹でたキャベツをトッピング

ドッグフードに茹でたキャベツをトッピングするのもおすすめです。かさが増すので、ドッグフードの量を減らしても満足するようになります。

こんにゃく以外の犬におすすめのダイエット方法4:運動させる

適切な食事制限に加えて、やっぱり運動も必要です。散歩をするだけではなく、おもちゃを買ってあげて家の中で軽い運動をさせるのも良いですね!

シバ
シバ

ドッグランで走り回るのも好きだよ!

まとめ

こんにゃくは犬が食べてしまっても害はありませんが、あまり与えないほうが良いです。

こんにゃくには、腸内環境改善等の良い効果があるものの、喉に詰まってしまったり、消化不良を起こしてしまう等のリスクがあるからです。

犬にダイエットをさせたい場合は、こんにゃくではなく下記の方法がおすすめです。

《こんにゃく以外の犬におすすめのダイエット方法》
・食事の回数を増やす
・食事の水分量を増やす
・ドッグフードに茹でたキャベツをトッピング
・運動させる

このように、こんにゃく以外のダイエット方法はたくさんありますので、無理にこんにゃくを与える必要はないと思います。肥満気味の子の場合は、ぜひ上記を参考にダイエットに取り組んでみてくださいね!

その子にあわせたダイエット方法がありますので、ダイエットする際はかかりつけの獣医師にも相談することをおすすめします。

犬に必要な食べ物・飲み物は、ドッグフードと新鮮な水のみです。本記事はドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えることを推奨するものではありません。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。
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