メロンは甘い良い香りがするので、愛犬が欲しがる場合もあるのではないでしょうか。
美味しそうな匂いがするもんね
メロンは栄養価が豊富で人間には健康に良いとされている食べ物の一つですが、犬にはどうなのでしょうか。
メロンには、犬が中毒症状を起こすような成分は含まれていません。
食べてしまって心配になって調べた方もひとまず安心してください(^^)
少量であれば、愛犬がメロンを食べてしまっても問題はありません。
ただ、メロンは注意すべき点が多い食べ物のため、積極的に与えるべきではないと考えます。
今回は、犬にメロンを与えてはいけない理由について見ていきたいと思います。
犬にメロンを与えないほうが良い理由1:糖分が多い
メロンは糖分の多い果物です。そのため、メロンを食べ過ぎると糖分を過剰に摂りすぎてしまいます。糖分を摂りすぎると、肥満や糖尿病になってしまう恐れもあります。
太りたくないわ…
肥満や糖尿病以外にも、虫歯のリスクもあるよ
犬にメロンを与えないほうが良い理由2:メロンアレルギー
これは他の食べ物にも言えることですが、メロンを食べるとアレルギーが出てしまう犬もいます。
人間の場合も果物にアレルギーがある人は多いですが、犬の場合も果物のアレルギーで辛い症状が出てしまう恐れがあります…。
次のような症状が見られたら、メロンアレルギーの可能性があります。
メロンを与えないのが一番ですが、もしメロンアレルギーの症状が出てしまった場合は、すぐに獣医師の診察を受けるようにしましょう。
バナナやスイカでも同じような症状が現れることがあるため、バナナやスイカにアレルギーがある犬にはメロンも与えないほうが良いです。
動物病院でアレルギーチェックができるわよ!
アレルギーチェックの値段は2~3万円くらいだよ
アレルギー体質の犬(パグ等)にも、与えることは控えましょう。
メロンを犬に与えないほうが良い理由3:メロンの皮・種に注意が必要
冒頭でもお伝えした通り、メロンは少量であれば、食べてしまっても大丈夫です。
ただ、メロンの皮は固いため注意が必要です。
場合によっては、喉に詰まってしまうことや、胃腸炎を起こしたり、消化管を傷付ける危険性もあります。
万が一、メロンの皮を大量に食べてしまった場合は、症状の有無に関わらず、獣医師の診察を受けるようにしましょう。
美味しすぎて皮まで食べちゃうかもしれないもんね
特に、あたしみたいな小さな犬には危険よ
また、メロンの種も消化に良くないので、注意が必要です。
犬にメロンを与えないほうが良い理由4:カリウムやβカロテンが豊富
メロンはカリウムが豊富なため、摂りすぎると腎臓に負担をかけてしまいます。そのため、腎臓病の犬には特に注意が必要です。
また、メロンにはβカロテンが多く含まれています。特に赤肉メロンに多く、100g中3600μgの含有量を誇ります。βカロテンも摂りすぎると肝臓などに悪影響を与える恐れがあると言われています。
なんでも摂りすぎは良くないわよね
犬にメロンを与えないほうが良い理由5:水分が豊富(食べ過ぎるとデメリットに)
メロンは87%が水分で出来ています。犬の水分補給に役立つというメリットがある一方、食べ過ぎると下痢になってしまう恐れがあります。
そのため、水分補給が目的であれば、犬用のスープ等を飲ませるほうが良いでしょう。
メロンに関連する食べ物も与えないほうが良い(メロンパン等)
前述にて、犬にメロンは与えないほうが良いというお話をしましたが、メロンパンやメロンが入った食べ物はどうなのでしょうか?
結論、メロンに関連する食べ物はすべて与えないほうが無難です。
例えば・・・
- メロンパン
- メロンアイス
- メロンケーキ
- メロンソーダ など
いずれも糖分が多く、その他にも犬の身体にあまり好ましくない成分が含まれている可能性もあります。
そもそも、人間用に加工された食べ物で犬の健康に良い食べ物はほとんどありませんので、基本的には与えないようにしましょう。
ボクたちと人間とでは身体の作りが全く違うからね!
必要な栄養素も違うから同じものは食べられないわよね
おまけ:可愛い犬用のメロンパンの被り物もあるらしい
こんな可愛い犬用のメロンパンの被り物を発見したので、ついでにご紹介します♪
まさに、食べてしまいたいくらい可愛いってやつですね(*´∀`*)
まとめ
基本的に、メロンは犬に与えないほうが良いです。
メロンは食物繊維やビタミンCが摂取できるなどといったメリットはあるものの、それは他の食べ物・飲み物で代用可能です。そのため、あえてメロンを与える必要はないでしょう。基本的には、ドッグフードと犬用のおやつを与えるようにしましょう。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。