犬に餅はNG!喉に詰まる恐れ有!食べてしまった時の対処法もご紹介

お餅 食事
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お正月料理といえば「お餅を使った料理」を思い浮かべる方も多いと思いますが、最近は愛犬と一緒にお正月をお祝いしたいというご家庭も増えているようです。

では、このお餅は犬に与えても大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、お餅は犬に与えてはいけません。

犬が中毒症状を起こす成分は含まれていませんが、犬がお餅を丸飲みした場合、喉や消化管に詰まる恐れがあるためです。

今回は、

  • お餅を犬に与えてはいけない理由
  • 愛犬が喉にお餅を詰まらせてしまった場合の対処法
  • お餅の袋に入っている脱酸素剤の誤飲にも注意
  • お餅を使った料理にも注意

などについて詳しく解説します。

お餅を犬に与えてはいけない理由

冒頭でもお伝えしたとおり、お餅は犬に与えてはいけない食べ物の一つです。

お餅には犬が食べて中毒症状を起こす成分は含まれていませんが、下記の理由からお餅を犬に与えることは控えるべきだと言われています。

お餅を犬に与えてはいけない理由1:喉に詰まる恐れがある

お餅は犬の喉に詰まる恐れがあるため、危険です。特に、柔らかいお餅は喉にへばりつきやすく、喉に詰まって呼吸困難を引き起こすケースもあります。

人間でもお餅を喉に詰まらせて亡くなるケースがありますが、犬の場合は食べ物をあまり噛まないで飲み込むため、一層危険です。

1cm×1cmくらい細かくカットして与えれば与えられないことはないですが、あえて危険な食べ物を与える必要はないでしょう。

メリー
メリー

お正月は動物病院が閉まっているから、特に気をつけなきゃ駄目よ!

シバ
シバ

ボクたち犬用のお正月のごはんもあるから、そういうのにしてほしいな!

お餅を犬に与えてはいけない理由2:消化管に詰まる恐れがある

特に、冷えて固くなったお餅を食べてしまった場合、消化管に詰まる恐れがあります。

人間でもありうることですが、腸に詰まって腸閉塞になった場合、開腹手術が必要です。腸閉塞は最悪死に至る恐ろしい病気です。

老犬や小型犬であれば、より危険度も増します。

万が一、愛犬が固いお餅や大きなお餅を誤飲してしまった場合は、何も症状がなくても念の為獣医師に相談するようにしましょう。

お餅を犬に与えてはいけない理由3:アレルギー

お餅に限ったことではありませんが、お餅を食べてアレルギーを発症する犬もいます。

米にアレルギーがある犬にはお餅は与えないようにしましょう。

《アレルギーの症状》
・皮膚のかゆみ
・皮膚が赤くなる
・下痢
・嘔吐 など

万が一、お餅を誤飲してアレルギー症状が見られた場合は、速やかに動物病院へ連れて行くようにしましょう。

メリー
メリー

動物病院ではアレルギー検査も受けられるわよ

アレルギーに関しては、下記記事もあわせてご覧ください。

体毛を郵送でも検査可能!犬アレルギーの症状・検査・対策を解説します

愛犬が喉にお餅を詰まらせてしまった場合の対処法

万が一、愛犬が喉にお餅を詰まらせてしまった場合、速やかに動物病院へ連れて行ってください。

ただ、一刻を争う場合はすぐに吐かせなければなりません。

動物病院に連絡し、電話で指示を仰ぎましょう。

また、下記の方法で吐く場合もあります。緊急時のみの方法ですが、頭に入れておきましょう。

《緊急時のみ:お餅を吐かせる方法》
1.犬の下半身を支えて宙吊りに、頭を下にします。
2.吐きやすいように背中をトントンと叩きます。
これを何度か繰り返すと吐きやすくなります。

吐かない場合はすぐに動物病院へ連れて行ってください。

緊急時に備え、救急で診察してもらえる動物病院をリストアップしておくようにしましょう。

お餅の袋に入っている脱酸素剤を犬が誤飲しないように注意

お餅だけでなく、お餅の袋に入っている脱酸素剤の誤飲にも注意が必要です。

犬がいたずらをして誤飲してしまうことも考えられます。

お餅の袋は犬がいたずらしない場所に保管しましょう。

また万が一、脱酸素剤を誤飲してしまった場合は、速やかに獣医師の指示を仰いでください。

シバ
シバ

お餅の袋自体を食べちゃう子もいるから注意が必要だよ

お餅を使った料理も犬には与えない

お餅だけでなく、お餅を使った料理にも注意が必要です。

あげるつもりはなくても、良い匂いがすると食べたがる場合もあるため、誤飲を招く恐れがあります。

例えば、下記の料理は犬に与えないようにしましょう。

犬に与えてはいけないお餅を使った料理1:おはぎ

おはぎは、お餅とあんこで作られています。

あんこの材料である小豆は消化に時間がかかり、あんこには大量の砂糖も使われているため、犬が摂取すると肥満や糖尿病などの原因になる恐れがあります。

そのため、おはぎは犬に与えないようにしましょう。

犬に与えてはいけないお餅を使った料理2:きなこ餅

きなこの材料は大豆のため、それ自体は有害ではありませんが、おはぎ同様、砂糖が大量に使われているため犬には与えないようにしましょう。

犬に与えてはいけないお餅を使った料理3:お雑煮

お雑煮は水分量が多いため、お餅が柔らかくなり、喉にへばりつきやすくなります。口の中を火傷してしまう危険性もあります。

また、野菜などの入れる材料によっては、犬にとって有害な食べ物となってしまいます。人用に調理してあるものは塩分も多いため、塩分過剰摂取になる恐れもあります。

そのため、お雑煮も犬には与えることは控えましょう。

まとめ:お餅は喉や消化管に詰まる恐れがあるため犬には与えないで!

お餅は犬の喉や消化管に詰まる恐れがあるため、犬には与えないようにしましょう。

お餅の原材料はですが、米にアレルギーがある犬もいるため、その点でも注意が必要です。

万が一、愛犬が喉にお餅を詰まらせてしまった場合動物病院へ連れて行くのはもちろんですが、一刻を争う場合は吐かせなければなりません。

動物病院に電話して指示を仰いでください。また下記の方法で吐く場合もあります。

《緊急時のみ:お餅を吐かせる方法》
1.犬の下半身を支えて宙吊りに、頭を下にします。
2.吐きやすいように背中をトントンと叩きます。
これを何度か繰り返すと吐きやすくなります。

お正月など休みの期間にやっている動物病院を事前に調べておくことも大事です。

その他の注意点として、

  • お餅の袋に入っている脱酸素剤の誤飲
  • お餅の袋の誤飲

にも注意する必要があります。

お餅は犬がいたずらしない場所に保管しましょう。

お餅を使った料理も、犬には与えないようにしましょう。

  • おはぎ
  • きなこ餅
  • お雑煮

などは、お餅そのもののリスクに加え、人間用に調理されているため塩分や糖分が多く含まれ、犬の健康を害する恐れのある食べ物です。

お餅そのものも、お餅を使った料理も、愛犬が欲しがっても決して与えないようにしましょう。

犬も安心して食べられる犬用のお正月のごはんやおやつ等も販売されていますので、もし愛犬と一緒にお正月をお祝いしたい場合は、そうしたものを利用してみてはいかがでしょうか。

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