食物繊維が豊富なごぼうは人間にとっては健康に良い根菜として知られています。最近は「ごぼう茶」も人気ですよね。
このごぼうは、犬に与えても平気なのでしょうか?
結論からお伝えすると、ごぼうは犬にも与えることが出来ます。
今回は、犬にごぼうを与えた場合の効果や注意点などについて解説いたします。
ごぼうは犬に与えてもOK!
冒頭でもお伝えしたとおり、ごぼうは犬に与えても大丈夫です。
ごぼうには、犬が食べて中毒症状を起こす成分は含まれていないからです。
犬にごぼうを与えた場合の効果は次のとおりです。
犬にごぼうを与えた場合の効果
ごぼうは食物繊維が豊富なことで有名ですが、それだけでなく、亜鉛、カリウム、マグネシウム、ビタミン類などの栄養素も含まれています。
犬にごぼうを与えた場合、具体的には以下のような効果が期待できます。
犬にごぼうを与えた場合の効果1:便秘解消
ゴボウには「イヌリン」という食物繊維が含まれています。この「イヌリン」は便秘解消に効果的と言われています。
便秘気味の犬に与えると良いかもね
犬にごぼうを与えた場合の効果2:抗酸化作用による老化防止・がん予防
ごぼうには「セレン」が含まれており、この「セレン」には抗酸化作用があります。そのため、老化防止やがん予防の効果も期待できます。
犬にごぼうを与えた場合の効果3:毒素を排出することによる大腸がんの予防
ごぼうには「リグニン」という不溶性食物繊維も含まれています。
「リグニン」には毒素を排出する働きがあり、大腸がんの予防にも効果が期待されています。
デトックス効果があるのね!
犬にごぼうを与えた場合の効果4:免疫力の向上、滋養強壮
ごぼうには、アミノ酸も多く含まれており、その中でも「アルギニン」には免疫力向上や滋養強壮の効果があると期待されています。
犬にごぼうを与えた場合の効果5:血圧の維持、むくみ解消
ごぼうには「カリウム」も豊富に含まれています。
この「カリウム」には体内の塩分を排出する働きがあるため、血圧を維持する効果が期待できます。
また、利尿作用があるため、むくみ解消にも効果があると言われています。
犬にも人間と同じ効果があるかはわからない部分も多いらしいけどね
でも、犬にも人間にも健康に良い食べ物なことは間違いないわね
犬にごぼうを与える方法
犬にごぼうを与える際は、火を通し、小さくカットして与えましょう。
柔らかく煮たり、ごぼうチップスにして与える方法もあります。
フードにトッピングするのにも使いやすいよ!
スープにしても良いわね!
ごぼうを犬に与える際の注意点
健康に良いごぼうであっても、与え方を間違えると逆効果になる場合もあります。犬にごぼうを与える際の注意点もしっかり確認しておきましょう!
ごぼうを犬に与える際の注意点1:与えすぎに注意
他の食べ物にも言えることですが、与えすぎないように注意しましょう。
便秘解消に効果のあるごぼうですが、ごぼうに含まれる繊維質は消化できないため、食べすぎると逆に便秘になってしまうことがあるからです。
ごぼうを犬に与える際の注意点2:アレルギー
こちらも他の食べ物にも言えることですが、アレルギーにも注意するようにしましょう。
初めてごぼうを与える際は、少量から与えて様子を見るようにしてください。
万が一、なにか異変が見られた場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。
アレルギー検査をすることもできるよ!
ごぼうを犬に与える際の注意点3:小さくカットしてから与える
犬にごぼうを与える際は、小さくカットしてから与えるようにしましょう。
そうでないと、場合によっては消化不良を起こしてしまう恐れがあるからです。
特に小型犬の場合は、注意が必要よ!
シニア犬やお腹が弱い子にもあまりおすすめできないから注意してね!
ごぼうを犬に与える際の注意点4:生のままでは与えない
生のごぼうを与えると消化不良を起こす可能性があるため、火を通してから与えるようにしましょう。
ごぼうを犬に与える際の注意点5:アク抜きをする
ごぼうはアクが強いため、酢水に5分ほど浸けてアク抜きをしましょう。
ごぼう茶も犬に与えることができます
近年、ごぼうを使ったごぼう茶も人気ですよね。
このごぼう茶も、ごぼうを煮出しただけのものは犬に与えることができます。
ごぼう茶はノンカフェインだよ!
ただし、ごぼう茶であっても、与えすぎには注意しましょう。
まとめ:ごぼうやごぼう茶は犬に与えてもOK!注意点を守って正しく与えよう!
ごぼうは犬にも与えることができます。ごぼうは食物繊維が豊富で、便秘解消の効果などさまざまな健康に良い効果が期待できます。
ただし、犬にごぼうを与える際には、火を通してから小さくカットして与えるようにしましょう。また、与えすぎにも注意が必要です。
ごぼう茶も犬に与えることが出来る飲み物の一つです。
ごぼうは適切に与えれば犬の健康にも役立つ食材ですので、普段の食事にプラスして与えてみてはいかがでしょうか。愛犬の健康を守れるのは飼い主さんだけですので、注意点を守って適切に与えてくださいね。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。