貧血予防として食事に取り入れられることの多いレバーですが、犬には与えても良いのでしょうか?
結論からお伝えすると、レバーは犬にも与えることができます。
ただし、犬にレバーを与える際には、生で与えてはいけないなどの注意点もあります。
今回は、犬にレバーを与える際の注意点、効果、与え方などについて解説いたします。
レバーって美味しいよね♪
レバーが好きな犬は多いわね
レバーは犬に与えてもOK!ただし、生レバーはNG!
冒頭でもお伝えしたとおり、レバーは犬にも与えることができます。
レバーには犬が食べて中毒症状を起こすような成分は含まれていないからです。
鶏レバー、豚レバー、牛レバーなどの種類がありますが、どれを与えても基本的には問題ありません。栄養面もあまり変わりません。
ただし、生のレバーは食中毒を起こす恐れがあるため、必ず加熱したレバーを与えるようにしましょう。
それ以外の注意点もありますので、次項にて詳しく解説いたします。
犬にレバーを与える際の注意点
犬にレバーを与える際の注意点は以下のとおりです。
犬にレバーを与える際の注意点1:生のレバーを与えない
前項でも述べたとおり、生のレバーを食べると食中毒を起こしてしまう恐れがあります。細菌や寄生虫がいる可能性があるためです。
そのため、必ず茹でるか焼いてから与えるようにしましょう。
レバーの保管にも注意してね!
テーブルの上に出しておかれたら、食べて良いものかと思っちゃうわ
犬にレバーを与える際の注意点2:与えすぎない
レバーは犬に与えても問題ありませんが、与えすぎるとドッグフードを食べなくなってしまったり、下痢をしてしまうこともあるため、与えすぎには注意しましょう。
大量に食べた場合、ビタミンAの過剰摂取になってしまう恐れがあるよ
レバーだけを大量に食べることはあまりないかもしれないけれど、念の為注意したほうが良いわね
犬にレバーを与える際の注意点3:アレルギー
レバーを食べることで、アレルギーが起こる場合もあるため、注意が必要です。
最初は少量から与えて様子を見るようにしましょう。
万が一、アレルギーと思われる症状が見られた場合は、獣医師に相談することを推奨いたします。
動物病院の連絡先を控えておこう!
焦らずに「食べた量・時間・出ている症状」を連絡するのよ!
犬にレバーを与える際の注意点4:小さくカットしてから与える
犬にレバーを与える際は、小さくカットしてから与えるようにしましょう。
犬はよく噛まずに丸のみする傾向があるため、大きいままで与えると喉に詰まってしまう恐れがあるためです。
特に小型犬の場合は注意が必要よ!
犬にレバーを与える方法
犬にレバーをを与える際は、茹でるか焼くかをしてから小さくカットして与えましょう。
また、与えすぎないように注意が必要です。
フードにレバーを少量トッピングしてあげると、食いつきがよくなることもあります。
レバーが含まれる犬用おやつもたくさん販売されてるよ!
ペースト状にして与えるのも良いわね
シニア犬の場合は、ペースト状にして与えるのがおすすめです。
犬にレバーを与えた場合の効果
犬にレバーを与えると、下記のような効果が期待できます。
犬にレバーを与えた場合の効果1:貧血予防
レバーには鉄分が含まれているため、人間がレバーを食べた場合と同じく、犬の貧血予防にも効果があると言われています。
そのため、貧血気味の犬に与えてみても良いかもしれません。
ただし、貧血の症状がある場合は、レバーを取り入れて良いか、事前に獣医師に相談することを推奨いたします。
犬にレバーを与えた場合の効果2:皮膚被毛、目の健康維持
レバーにはビタミンAが豊富に含まれているため、皮膚・被毛や目の健康維持に効果があると言われています。
犬は、β-カロテンからビタミンAを合成することができますが、ビタミンAが不足することもあるため、補ってあげる必要があります。
まとめ:レバーは犬に与えてもOK!ただし、生のレバーは与えてはダメ!
レバーは犬にも与えることができます。
ただし、レバーを与える際には注意点もあります。
生のレバーは食中毒の恐れがあるため与えることができませんので、必ず火を通してから与えるようにしましょう。
生焼けにならないように注意してね!
しっかり火を通すのよ!
また、犬にレバーを与えた場合の効果は以下のとおりです。
レバーは正しく与えれば、犬の健康維持にも役立ちますので、手作りご飯を作る際などにぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。