栄養満点のかぼちゃは人間にとっては健康に良い食べ物とされていますが、犬に与えても良いのでしょうか?
ほんのり甘みのあるかぼちゃの味を好む犬は多いようです。そのため、犬用のかぼちゃのおやつ等も多数販売されています。
今回は、
- 犬にかぼちゃを与えた場合の効果
- 犬にかぼちゃを与える場合の注意点
- 犬にかぼちゃを与える場合の与え方
などについて解説します。
かぼちゃは犬に与えても大丈夫な食べ物です。
冒頭でもお伝えしたとおり、かぼちゃは犬に与えても大丈夫な食べ物の一つです。
かぼちゃには犬が食べて中毒症状を起こすような成分は含まれていないからです。
かぼちゃは栄養価が豊富で、適切に与えれば犬の健康維持に役立つと言われています。
ただし、与え方に注意が必要なので、後ほど詳しく解説します。
犬にかぼちゃを与えた場合の効果
犬にかぼちゃを与えた場合の効果は次のとおりです。
犬にかぼちゃを与えた場合の効果1:腸内環境改善
かぼちゃは食物繊維が豊富なので、便秘を解消し、腸内環境を改善する効果が期待できます。
犬にかぼちゃを与えた場合の効果2:免疫力向上
腸内環境改善やかぼちゃに含まれる豊富なビタミンにより、免疫力向上も期待できます。
犬にかぼちゃを与えた場合の効果3:皮膚・被毛の健康維持
かぼちゃはβカロテンが豊富に含まれ、βカロテンは体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAには皮膚・被毛の健康維持、粘膜の抵抗力を高める効果などがあります。
犬にかぼちゃを与えた場合の効果4:老化予防
かぼちゃに含まれるβカロテンには老化を抑える抗酸化作用があります。
犬にかぼちゃを与える場合の注意点
健康に良い様々な効果があるかぼちゃですが、与える際の注意点もありますのでしっかり確認しておきましょう。
犬にかぼちゃを与える場合の注意点1:アレルギーに注意
かぼちゃにアレルギーを持つ犬もいますので、少量から与えて様子を見るようにしましょう。事前にアレルギー検査をすることを推奨します。
じゃがいも・にんじん・さつまいも・イネ科植物にアレルギーのある犬は注意が必要よ!
犬にかぼちゃを与える場合の注意点2:生のまま与えず必ず加熱する
生のかぼちゃは消化しづらいので、必ず加熱してから与えるようにしましょう。
犬にかぼちゃを与える場合の注意点3:小さくしてから与える
かぼちゃを大きいまま与えると喉につまらせてしまう恐れがあります。
小さくカット、もしくはミキサーでペースト状にしてから与えるようにしましょう。
犬にかぼちゃを与える場合の注意点4:与えすぎない
かぼちゃは食物繊維が多いため、与えすぎると下痢の原因になります。
また、肥満や栄養の過剰摂取に繋がる恐れもあるため、適量を守るようにしましょう。
犬にかぼちゃを与える場合の注意点5:かぼちゃの種や皮は与えない
かぼちゃの種や皮は消化しにくく、消化管を傷つける恐れもあります。基本的に与えないほうが良いでしょう。
犬にかぼちゃを与える場合の注意点6:人用に加工された食品を与えない
人用に加工された食品は、糖分や脂肪分などを多く含むため、犬には与えないようにしましょう。
冷凍かぼちゃは味付けしてなければ解凍して与えることが出来るよ!
おすすめのかぼちゃの与え方
かぼちゃの皮と種は取り除き、加熱してからそのまま与えてもOKですが、下記の与え方もおすすめです。
- かぼちゃスープ
- かぼちゃクッキー
- かぼちゃケーキ
もし愛犬がかぼちゃ好きであれば、愛犬の誕生日などに手作りしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:かぼちゃは犬に与えてもOK!でも与え方に気をつけて!
かぼちゃは犬に与えても大丈夫な食べ物です。適切に与えれば、犬の健康に役立つ効果が期待できます。
・腸内環境改善
・免疫力向上
・皮膚・被毛の健康維持
・老化予防
ただし、注意点を守った上で、与えるようにしましょう。
・アレルギーに注意
・生のまま与えず必ず加熱する
・小さくしてから与える
・与えすぎない
・かぼちゃの種や皮は与えない
・人用に加工された食品を与えない
ハロウィンの時期に愛犬と一緒にかぼちゃ料理を楽しむのも良いですね♪もし愛犬がかぼちゃの味を好きであれば、上記を参考にたまにご褒美としてかぼちゃを与えてみてはいかがでしょうか。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。