卵(生卵・ゆで卵)は犬に与えてもOK!効果や注意点を解説

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人間が卵や卵が含まれる食品を食べていると、愛犬が欲しがることがあるかもしれません。

卵は栄養価が高い食べ物として知られていますが、犬には与えることができるのでしょうか?

結論からお伝えすると、卵(生卵・ゆで卵)は犬にも与えることができます。

今回は、犬に卵(生卵・ゆで卵)を与えた場合の効果注意点与え方について解説いたします。

卵(生卵・ゆで卵)は犬が食べてもOK!

冒頭でもお伝えしたとおり、卵は犬も食べることができます。

卵には犬が食べて中毒症状を起こすような成分は含まれていないからです。

生でも、加熱しても、どちらも犬に与えることができます。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与えた場合の効果

犬に卵を与えた場合の効果は以下のとおりです。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与えた場合の効果1:良質なタンパク質が摂取できる

卵には良質なタンパク質が含まれているため、皮膚や被毛の健康維持筋肉の成長をサポートする働きなどが期待できます。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与えた場合の効果2:栄養補給に効果的

卵には、栄養素が豊富に含まれており、ビタミンC以外の栄養素をバランス良く摂取することができます。

フードにも犬に必要な栄養素は含まれていますが、シニア犬や身体が弱っている犬などの場合、栄養素が足りなくなってしまうことがあります。

そのため、フード+αとして卵を与えることで、栄養素を手軽に補うことができます。

ただし、病気療養中の犬の場合は、事前に獣医師に相談してから与えるようにしましょう。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点

健康に良い卵であっても、犬に与える際には注意点がありますので、確認しておきましょう。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点1:アレルギー

卵を食べてアレルギーを起こすことはあまり無いと言われていますが、100%無いとは言い切れないため注意しましょう。

初めて与える際は、少量を少しずつ与えて様子を見るようにしてください。

《アレルギー症状》
皮膚をかゆがる、下痢、嘔吐、元気がなくなる 等

万が一、アレルギーと見られる症状が起こってしまった場合は、速やかに動物病院に相談しましょう。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点2:与えすぎない

卵は栄養価が高く、犬の健康維持にも役立つ可能性がありますが、与えすぎるとドッグフードを食べなくなってしまったり、逆効果になってしまう恐れがあります。

また、生卵の白身には「アビジン」という酵素が含まれており、この「アビジン」には皮膚や被毛の健康維持に必要な「ビオチン」を破壊する働きがあります。

そのため、生卵の白身の部分だけを大量に食べてしまうと、「ビオチン欠乏症」になってしまう恐れがあります。

ただ、あくまで大量に食べた場合ですので、適量を守って与えている分には過剰に心配しなくても良いと言われています。

《与えても良い生卵の適量(1日あたり)》
超小型犬:1/2個程度
小型犬:1個程度
中型犬:1~2個程度
大型犬:3~4個程度

「アビジン」は熱すると壊れるので、熱を通せばより安心して与えられます。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点3:殻を与えない

卵を与える際に、殻を与えないように注意しましょう。

人間の場合は、殻が入っていればすぐに吐き出すことができますが、犬の場合は、丸呑みする傾向があるため、そのまま殻を食べてしまうこともあり得ます。

少量であれば殻を食べても体調を崩すことはあまり考えられませんが、消化には良くないので、殻が入らないように気をつけましょう。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点4:人間用の加工食品は与えない

卵を使った人間用の食品は基本的には与えないようにしましょう。

例えば、卵を使ったお菓子には砂糖が多く含まれており、その他にも犬が摂取すると体に良くない成分が含まれている可能性もあります。

人間用の食べ物ばかりを食べていると、ドッグフードを食べなくなってしまうこともあるため、犬用を与えるのがベターです。

シバ
シバ

犬用のおやつも与え過ぎは駄目だよ!

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点5:ゆで卵を与える場合は大きいまま与えない

ゆで卵を与える場合、大きいまま与えると喉につかえる可能性があるため、小さくカットしてから与えるようにしましょう。

メリー
メリー

ゆで卵をすり潰すのもおすすめよ!

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点6:腎臓病の犬に与える場合は、獣医師に相談

腎臓病の犬の場合、タンパクの制限をしなければならない場合があるため、卵を与える場合は事前に獣医師に相談するようにしましょう。

犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の与え方

生卵の場合は、溶いてからフードにトッピングして与えるのがおすすめです。

その際、フードの量は少し減らすようにしましょう。

前述の通り、アレルギー症状が出てしまう場合も稀にあるため、最初は少量から与えて様子を見るようにしてくださいね。

《与えても良い生卵の適量(1日あたり)》
超小型犬:1/2個程度
小型犬:1個程度
中型犬:1~2個程度
大型犬:3~4個程度

ゆで卵を与える場合は、小さくカットする、もしくは、すりつぶしてから与えましょう。

まとめ:卵(生卵・ゆで卵)は犬に与えてもOK!注意点に気をつけて正しく与えよう!

卵は犬に与えても大丈夫です。

ただし、犬に卵を与える際には、以下の注意点に気をつけて与えましょう。

《犬に卵(生卵・ゆで卵)を与える際の注意点》
・アレルギー
・与えすぎない
・殻を与えない
・人間用の加工食品は与えない
・ゆで卵を与える場合は大きいまま与えない
・腎臓病の犬に与える場合は、獣医師に相談

卵は栄養価が豊富で、良質なタンパク質を摂取することができます。

正しく与えれば犬の健康維持に役立つ可能性のある食べ物の一つですので、フードにトッピングしたり、おやつとして与えてみてはいかがでしょうか。

犬に必要な食べ物・飲み物は、ドッグフードと新鮮な水のみです。本記事はドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えることを推奨するものではありません。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。
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