麦茶の香ばしい匂いがすると、興味を持つ犬は多いようです。我が家でも麦茶を沸かすと、良い匂いにつられて愛犬がキッチンにやってきます(^^)
人間にとっては身体に良いとされる麦茶ですが、犬には与えても大丈夫なのでしょうか。
麦茶はノンカフェインなので、少量であれば犬に与えることができます。
今回は、犬に麦茶を与えるメリットや与え方、麦茶を与える際の注意点などについてご紹介したいと思います。
麦茶は犬に与えても大丈夫な飲み物
冒頭でもお伝えしたとおり、麦茶は犬に与えても大丈夫です。麦茶は、カフェインやタンニンが含まれていないからです。
とは言え、麦茶には注意点が全く無いとも言えないので、基本的には水のみを飲ませるようにしましょう。
あくまで補助的な飲み物として、適切な与え方を守った上で麦茶を与える分には問題ありません。
基本的にボクたちには水だけで十分だよ
水以外を飲ませると贅沢になっちゃう子もいるわよ
犬に麦茶を与えるメリット
前述のとおり、あくまで補助的な飲み物としてですが、犬に麦茶を与えるメリットは次のとおりです。
犬に麦茶を与えるメリット1:水分補給
愛犬が水をあまり飲まない時に水分補給のために麦茶を活用することができます。ただし、飲ませすぎないよう十分注意しましょう。
犬に麦茶を与えるメリット2:身体を冷やすことができる
麦茶には身体を冷やす効果があるため、特に暑い夏に飲むと熱中症対策などに役立ちます。
犬に麦茶を与えるメリット3:ストレス解消
麦茶の香ばしい匂いにはストレスを解消する効果もあると言われています。また、たまに水以外の違ったものを飲めるのも、犬にとって楽しみの一つになるかもしれませんね!
犬に麦茶を与える場合の適切な与え方
これは意外かもしれませんが、浄水器を使うと菌が繁殖しやすいので、普通の水道水で作りましょう。
冷えすぎた麦茶を与えるとお腹を壊してしまう恐れがありますので、常温か冷たすぎないくらいの温度にします。
また、人間が飲む濃度だと犬にとっては濃すぎるので、2~3倍くらいに薄める必要があります。
最初はスプーン1~2杯程度のごく少量から与え、特にアレルギーの症状などが出ないようであれば、1回にコップ1杯くらいまでの量を与えます。(下記でも詳しく書いていますが、頻繁に与えるのはNGです。)
犬に麦茶を与える際の注意点
犬に麦茶を与える際の注意点1:頻繁に与えない
麦茶を頻繁に与えると、麦茶しか飲まなくなってしまう恐れもあります。麦茶は水を飲まない時だけにするなど、たまに与えるだけに留めましょう。繰り返しにはなりますが、犬に水以外の飲み物は基本的には必要のないものです。
犬に麦茶を与える際の注意点2:アレルギーがある犬には与えない
他の食べ物・飲み物にも言えることですが、麦茶にアレルギーがある子もいますので、アレルギーを持った犬には与えないようにしましょう。
動物病院でアレルギー検査を受けるといいよ!
犬に麦茶を与える際の注意点3:腎臓病のある犬には与えない
麦茶にはリンが含まれています。リンは摂りすぎると腎臓に負担をかけてしまうため、腎臓病のある犬には麦茶を与えないようにしましょう。
犬に麦茶を与える際の注意点4:尿路結石ができやすい犬には与えない
麦茶には、カリウムなどのミネラル類が含まれています。ミネラル類をとりすぎると尿結石や尿血症になってしまう恐れがありますので、尿路結石ができやすい犬には麦茶を与えないようにしましょう。
犬に麦茶を与える際の注意点5:ミネラルを添加している麦茶は与えない
熱中症対策のために、ミネラルを添加している麦茶もありますが、犬にとってはミネラルを摂りすぎてしまう恐れがありますので、与えないようにしましょう。
犬用の麦茶もあるから、そっちのほうがおすすめよ
愛犬が麦茶のパックを飲み込んでしまったらすぐに病院へ
麦茶自体は犬に与えても大丈夫ですが、麦茶のパックは危険です。
麦茶の匂いが好きな犬は多いので、麦茶のパックを誤って飲み込んでしまう事故も多いようです。
万が一、麦茶のパックを飲み込んでしまった場合は、最悪、腸閉塞を起こして、命を落としてしまうケースも考えられますので、自己判断はせずにすぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。
麦茶以外で犬に与えても良いお茶・その他の飲み物
麦茶以外で犬に与えても大丈夫なお茶やその他の飲み物は次のとおりです。
犬に与えてはいけないお茶・その他の飲み物
あわせて、犬に与えてはいけないお茶やその他の飲み物も知っておきましょう。
カフェインや砂糖が入っている飲み物はNGよ!
まとめ:麦茶は犬に与えても大丈夫!でも、基本的には水を与える
麦茶は犬に与えても大丈夫です。麦茶には、犬にとって有害なカフェインやタンニンが含まれていないからです。
麦茶の香ばしい匂いが好きな犬は多いので、例えば、夏に運動をした後に熱中症対策として麦茶を与えたり、あまり水を飲まない時に与える等で活用することができます。
ただ、基本的には犬には水以外の飲み物は必要ありませんので、あくまで補助的な飲み物として、たまに与えるくらいに留めておきましょう。
また、万が一麦茶のパックを飲み込んでしまった場合は、一刻も早く動物病院へ連れて行くようにしてください。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。