煮物などで定番の食材のひとつレンコンは、栄養素が豊富で人間にとっては健康に役立つ食材として知られています。
このレンコンは、犬には与えても大丈夫なのでしょうか。
結論から言うと、レンコンは犬に与えても問題はありません。
レンコンは適切に与えれば犬の健康にも役立つ食べ物ですが、与え方に注意点もあります。
今回は
- 犬にレンコンを与えた場合の効果
- 犬にレンコンを与える場合の注意点
- 犬にレンコンを与える場合の与え方
などについて解説します。
レンコンは犬も食べられる食べ物です
冒頭でもお伝えしたとおり、レンコンは犬に与えても大丈夫です。
レンコンには犬に与えて中毒を起こすような成分は含まれていないためです。
レンコンの主な成分は糖質(デンプン)なので、エネルギーの源となり素早く犬の体の中で働いてくれます。
その他にも犬にレンコンを与えた場合、次のような効果があります。
犬にレンコンを与えた場合の効果
犬にレンコンを与えた場合の効果1:食物繊維による腸内環境改善
レンコンには食物繊維が多く含まれています。そのため、腸内環境の改善に役立ちます。
ただし、お腹の弱い犬には注意が必要です。
犬にレンコンを与えた場合の効果2:ビタミンCによる疲労回復、老化防止、粘膜の健康維持
レンコンにはビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCには疲労回復や老化防止、粘膜の健康維持の効果があると言われており、レンコンは加熱してもビタミンCが残る特長があります。
犬にレンコンを与えた場合の効果3:ビタミンB6による血液の健康維持
レンコンにはビタミンB6が含まれています。ビタミンB6は血液を作る働きがあります。
野菜に含まれるのは稀なのよ!
犬にレンコンを与えた場合の効果4:レクチンによる免疫力向上
レンコンにはレクチンが含まれています。レクチンには免疫力を高める効果が期待されています。
犬にレンコンを与えた場合の効果5:タンニンによる消炎・止血
レンコンにはタンニンが含まれています。タンニンには、消炎・止血の効果があると言われています。また、コレステロールの酸化を防ぐことで、動脈硬化のリスクを下げることも期待されています。
ガン予防も期待されてるよ!
犬にレンコンを与える場合の注意点
健康に役立つレンコンにも注意点があるため、注意点をよく把握し、適切に与えるようにしましょう。
犬にレンコンを与える場合の注意点1:与えすぎない
レンコンは健康に役立つ食べ物ですが与えすぎると下痢や嘔吐などを引き起こす恐れがあります。
レンコンは消化によくない食べ物ということもあるため、与える量には注意が必要です。
犬にレンコンを与える場合の注意点2:アレルギー
他の食べ物でも言えることですが、レンコンでアレルギーを起こす犬もいます。
最初は少量からあたえ、様子を見るようにしましょう。
アレルギーについては下記関連記事をあわせてご覧ください。
体毛を郵送でも検査可能!犬アレルギーの症状・検査・対策を解説します
犬にレンコンを与える場合の注意点3:小さくカットして与える
レンコンを大きいままで与えると喉に詰まったり、消化不良を起こす恐れがあります。
なるべく小さい大きさにカットして、少量を与えるようにしましょう。
子犬や老犬には与えないほうが安全かもしれないね!
犬にレンコンを与える場合の注意点4:肝臓や腎臓に疾患がある犬には与えない
肝臓や腎臓に疾患がある犬にレンコンを与えると、レンコンに含まれるタンニンによって障害を与えてしまう可能性があります。肝臓や腎臓に疾患がある愛犬にレンコンを与えたい場合は、獣医師に相談するようにしましょう。
犬にレンコンを与える場合の与え方
レンコンは生で与えても、煮て与えてもどちらでも大丈夫です。
前述のとおり、大きいまま与えると喉に詰まったり、消化不良を起こす恐れがあるため、細かくカットして与えましょう。
生で与える場合はすり下ろして与えるのがオススメです。
アレルギーの可能性や、与えすぎると下痢や嘔吐を起こす恐れもあるため、最初は一口だけのごく少量から与えるようにしましょう。
まとめ:レンコンは犬も食べられる!ただし注意点もあるので適切に与えよう
レンコンは犬にも与えることが出来る食べ物です。
犬にレンコンを与えた場合、下記の効果が期待できます。
レンコンは9月から冬にかけてが旬の食べ物です。愛犬がレンコンを好むようなら手作りごはんなどに入れて、うまく活用したいですね!
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。