果物というと人間にとっては健康に良いイメージがありますが、果物の中でも「ぶどう」は絶対に犬に与えてはいけない食べ物です。
今回は、ぶどうを犬に与えてはいけない理由について、深掘りしていきたいと思います。
ぶどうは犬に絶対に与えてはいけない!
ぶどうは犬に絶対に与えてはいけません。ネギやチョコレート同様に、ぶどうは犬にとって危険な食べ物です。
ぶどうにも、中毒症状を引き起こす成分が含まれているからです。
万が一、ぶどうを誤飲してしまい、次のような症状が見られた場合はぶどうによる中毒症状の恐れがあります。即座に動物病院に連れて行ってください。
犬がぶどうを食べた後、おおよそ2~3時間で中毒症状が現れはじめます。
もし犬が大量のぶどうを食べてしまうと、腎不全を引き起こし、最悪は死亡するケースもあります。
脅すわけではありませんが、『少量だから平気』などと甘く考えないようにしましょう。
なお、犬がぶどうのどの成分に中毒を起こしてしまうかは、原因が判明していないようです。
犬がぶどうを食べると危険な量
中毒になる危険があるぶどうの摂取量は次のとおりです。
生のぶどうを大量に食べてしまうことはあまり無いかもしれませんが、例えば、小型犬がレーズンパンを食べてしまった場合は、あっという間に危険な量を超えてしまいます。
ぶどうやぶどうが入った食べ物・飲み物の管理は十分に注意するようにしましょう。
生ぶどう以外も、ぶどうが入った食べ物・飲み物はすべて危険!
前述のとおり、生のぶどうは犬に与えてはいけませんが、ぶどうが使われている食品も危険です。
干しぶどう
ぶどうの成分が凝縮されているため、生のぶどうよりも中毒性が高いと言われています。
レーズンパン、レーズンクッキー
生のぶどうは食べなくても、レーズンパンやレーズンクッキーだと食べてしまうこともあります。保管には十分に注意しましょう。
ぶどうヨーグルト、ぶどうゼリー
ぶどうが入ったヨーグルトやゼリーも犬には危険なので与えないようにしましょう。また、ヨーグルトやゼリーには糖分が多く含まれている場合もあるため、その意味でも犬に与えるのはNGです。
ぶどうジュース、ワイン
もちろん、ぶどうジュースも与えないようにしましょう。また、ワインはぶどうというのはもちろんのこと、アルコールなので与えるのは以ての外です。ワインに限らず、アルコール類は犬には絶対に与えないでください。少量でも命に関わります。
生のぶどうより、実はレーズンのほうが危険なのよ・・・
レーズンパンみたいな美味しそうな匂いがするものだと、ボクたちが誤って食べちゃうことも多いから気をつけてね・・・・
ちなみに、ぶどうに似ているブルーベリーは、犬に与えても大丈夫な食べ物です。ただし、アレルギー有無や与える量によっては注意が必要ですので、ブルーベリーを与える場合も事前に獣医師に相談することを推奨します。
犬がぶどうを食べてしまった場合の対処法
万が一、愛犬がぶどうを大量に食べてしまった場合は、すぐに動物病院へ連れて行くようにしてください。
『1~2粒なら心配することはない』と言う人もいますが、小型犬の場合など、犬によっては少量でも中毒症状が出る場合があります。
ぶどうを食べた量が少量で、犬に症状が見られない場合でも、念の為、動物病院に相談するようにしましょう。
一応獣医師さんに相談するのが一番安心だよね
そうそう。ネット見てる暇があったらさっさと動物病院に電話しなきゃだめよ
まとめ:ぶどうは犬に絶対に与えないで!
ぶどうは絶対に犬に与えてはいけません。
ぶどうには犬が中毒症状を起こす成分が含まれているからです。
最悪は腎不全を起こし、死に至るケースもあるため、少量だからといって軽く考えないようにしましょう。
万が一、犬がぶどうを誤飲してしまった場合は、少量の場合でも、念の為獣医師に相談することを推奨します。もちろん、ぶどうを大量に食べてしまった場合や、なにか症状が出ている場合は、一刻を争いますので、即座に動物病院に連れて行ってください。
生のぶどうだけでなく、レーズンやぶどうが入った食べ物・飲み物は犬にとってはすべて危険ですので、絶対に与えないでください。
また、誤飲を防ぐために、食品の保管には十分に注意するようにしましょう。