ネバネバとした食感が楽しめる、「山のうなぎ」と言われるほど栄養価の高い山芋。
この山芋は、犬に与えることはできるのでしょうか?
結論からお伝えすると、山芋は犬にも与えることができます。
今回は、犬に山芋を与える際の注意点や与え方、効果などについて解説いたします。
面白い食感だよね~
栄養も豊富よ!
山芋は犬に与えてもOK!
冒頭でもお伝えしたとおり、山芋は犬にも与えることができる食べ物の一つです。
山芋には犬が食べて中毒症状を引き起こすような成分は含まれていないからです。
ただし、山芋が皮膚に付着すると痒くなってしまうこともありますし、犬に山芋を与える際にはいくつかの注意点があります。
犬に山芋を与える際の注意点
犬に山芋を与える際の注意点は以下のとおりです。
犬に山芋を与える際の注意点1:アレルギー
山芋を食べたことによってアレルギー症状が現れることもあるため、注意が必要です。
山芋を食べたあとに、かゆがったり、嘔吐・下痢、目の充血、元気がなくなるなどの症状が見られた場合は、速やかに動物病院に相談しましょう。
初めて山芋を与える際は、少量から与えて様子を見るようにしましょう。
犬に山芋を与える際の注意点2:口の周りや足などに付着するとかゆみを生じる
山芋を触って痒くなった経験がある方も多いかもしれませんが、これは山芋に含まれるシュウ酸カルシウム結晶が原因で起こります。
人間と同じように、犬の皮膚に付着した場合もかゆみが生じることがあるため、皮膚に付着させないように注意が必要です。
山芋はアトピーなどの皮膚の弱い犬には与えないほうが良いでしょう。
また、シュウ酸カルシウムを摂取しすぎると尿路結石の原因になるため、腎・泌尿器の疾患がある犬にも与えないほうが良いです。
皮の周りにあるシュウ酸カルシウム結晶が芋に溶け込んでしまうらしいよ。
芋の中心部分だけを与えるとより安心よ!
犬に山芋を与える際の注意点3:与えすぎない
健康に良い山芋であっても、与えすぎるとドッグフードを食べなくなってしまったり、下痢をしてしまうこともあるため、注意が必要です。
犬に山芋を与える際は、フードに少量トッピングする程度にとどめておきましょう。
与えすぎると肥満の原因にもなるわ・・・
犬に山芋を与える際の注意点4:小さくカットして与える
大きいままの山芋を与えると、喉に詰まってしまう恐れがあるため、小さくカットして与えるようにしましょう。
ボクたちはあまり噛まずに飲んじゃうことが多いから、気を付けてあげてね!
特に小型犬の場合は、注意が必要ね
犬に山芋を与える際の与え方
犬に山芋を与える場合は、皮をむいてから、すりおろすか、小さくカットして与えましょう。
加熱しても良いですし、生のままでも与えることができます。
小さくカットしてフードにトッピングするのもおすすめだよ!
犬に山芋を与えた場合の効果
犬に山芋を与えた場合の効果は以下のとおりです。
犬に山芋を与えた場合の効果1:消化を助ける
山芋にはアミラーゼという成分が含まれています。
アミラーゼとは消化酵素のことで、食欲不振の改善や、整腸作用が期待できます。
アミラーゼは熱に弱いため、生のまま与えるとより効果的です。
アミラーゼは胃腸薬にも使われることがあるわ!
お腹の弱い子には良いかもね
犬に山芋を与えた場合の効果2:余分なナトリウムを排出
山芋にはカリウムが含まれています。
カリウムには、余分なナトリウムを排出して、血圧の上昇を抑える働きがあると言われています。
犬に山芋を与えた場合の効果3:疲労回復
山芋にはアルギニンが含まれています。
このアルギニンには、疲労回復効果があると言われています。
免疫力UPや血流促進効果もあるらしいわ!
犬に山芋を与えた場合の効果4:腸内環境の改善
山芋には食物繊維が含まれています。
そのため、腸内環境改善の効果も期待できます。
まとめ:山芋は犬に与えてもOK!皮膚の弱い犬や腎・泌尿器に疾患のある犬には与えない
山芋は犬にも与えることができる食べ物の一つです。
ただし、犬に山芋を与える際には、以下の点に注意して与えましょう。
犬に山芋を与える場合は、皮をむいてから、すりおろすか、小さくカットして与えましょう。生でも、加熱しても、どちらでも与えることが可能です。
また、犬に山芋を与えた場合の効果は以下のとおりです。
山芋は正しく与えれば犬の健康維持にも役立つ可能性がある食べ物ですので、フードにトッピングするなどして取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただ、食事は健康な体を維持するためだけではなく、人と同じように犬にとって食べること自体が楽しみの一つでもあります。
そのため、基本的にはドッグフードと水のみを与えるべきですが、たまの楽しみとして、ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与えても構いません。
ドッグフード以外の食べ物・飲み物を与える際は、犬が食べられる物なのかということはもちろんのこと、適切な与え方を守った上で与えるようにしてください。また、事前に獣医師と相談することを推奨します。